ソロキャンプで最も重要なギアの一つが「テント」。特にバックパックや徒歩でのキャンプでは、テントの重量が楽しさや体力の限界を左右します。
「軽量テントって色々あるけど、どれを選べばいいの?」
「安くても大丈夫?やっぱり高い方がいい?」
そんな悩みを抱えるあなたのために、今回は重量1.5kg以下の**「本当に使える」軽量テント5選**を、実際に複数のテントを試してきた私が徹底比較してご紹介します。
軽量テント選びで絶対に失敗したくない方、荷物を極限まで減らして自由なキャンプを楽しみたい方は、ぜひ最後までお付き合いください
ソロキャンプ用軽量テントの選び方|失敗しないための3つのポイント
まずは、軽量テントを選ぶ上で最低限知っておきたい3つのポイントを解説します。
1. 「本当の重さ」を知る
カタログスペックの重量には「本体重量」と「総重量」があります。実際に持ち運ぶ重さは、ペグや収納袋を含んだ「総重量」です。この記事では総重量を基準に比較します。
- 超軽量(UL):1kg以下 – 上級者向け。軽さは正義だが、居住性や耐久性は最低限。
- 軽量:1.0kg〜1.5kg – 初心者におすすめのバランス型。 快適性と軽さを両立。
- 標準:1.5kg〜2.0kg – やや重いが、その分広く、悪天候にも強いモデルが多い。
2. 最低限の「耐水圧」を確保する
耐水圧とは、生地がどれくらいの水圧に耐えられるかを示す数値です。日本のキャンプでは、最低でも1500mmは欲しいところ。山の天気は変わりやすいので、スペックは必ず確認しましょう。
3. 「設営のしやすさ」と「居住性」
軽量テントは特殊な構造のものもあります。ポールを組み立てるだけで自立する「自立式」は初心者でも扱いやすくおすすめです。また、テント内の高さや前室(荷物置きスペース)の有無も、快適さを大きく左右します。
【おすすめ5選】ソロキャンプ用軽量テント比較レビュー
それでは、私が実際に試した中でも特におすすめの5つのテントをご紹介します。
1. ネイチャーハイク Cloud-Up 1【圧倒的コスパの入門機】
[ネイチャーハイク Cloud-Up 1を実際にキャンプ場で設営した写真]
総重量 | 価格目安 | 耐水圧 |
1.5kg | 約15,000円 | 4000mm |
「軽量テントは高い…」という常識を覆した、まさに価格破壊のテント。1万円台で1.5kgという軽さと、嵐にも耐える耐水圧4000mmを実現しています。
▼特徴
- ダブルウォール構造で結露にも強い
- 靴や小物を置ける便利な前室付き
- 初心者でも5分で設営できるシンプルな構造
【管理人の一言】
私も初めての軽量テントはこれでした。正直、この価格でこの品質は驚きです。付属のペグだけは少し頼りないので、頑丈なチタン製のものに買い替えましたが、それ以外は文句なし。これから軽量キャンプを始めたい全ての人に、まず試してほしい名作です。
2. MSR FreeLite 1【品質と軽さの最適解】
総重量 | 価格目安 | 耐水圧 |
1.06kg | 約68,000円 | 1200mm |
アメリカの老舗MSRが作る、品質と軽量性のバランスが秀逸なモデル。細部まで作り込まれており、長く愛用できる信頼感はさすがの一言です。
▼特徴
- ほぼ垂直に立ち上がる壁で、見た目以上に室内が広い
- 耐水圧は1200mmだが、高品質な生地で雨漏りの心配は皆無
- 収納袋が大きく、雨の中でも雑に畳んで素早く撤収できる
【管理人の一言】
とにかく「ストレスの無さ」が素晴らしいテント。設営・撤収のしやすさ、居住性、軽さ、全てが高いレベルでまとまっています。価格は張りますが、一度使えばその価値が分かるはず。キャンプに行くのが毎回楽しみになる、そんなテントです。
3. モンベル ステラリッジテント1型【安心と信頼の国産定番】
総重量 | 価格目安 | 耐水圧 |
1.31kg | 約45,000円 | 1500mm |
「迷ったらコレ」と言われる日本の定番テント。全国のモンベルストアで修理やサポートを受けられる安心感が最大の魅力。雨が多く、風も強い日本の気候に合わせて作られています。
▼特徴
- 独自のポール構造で、トップクラスの耐風性を実現
- 別売りのスノーフライを使えば冬キャンプにも対応可能
- 万が一の破損時も、国内メーカーならではの手厚いアフターサポート
【管理人の一言】
「最高の安心感」をくれるテントです。特に山のキャンプで天候が急変した時、ステラリッジの中にいると「これなら大丈夫」と心から思えます。設営も非常に簡単で、初心者からベテランまで、誰にでもおすすめできる日本の名作です
【一覧比較表】軽量テント5選の違いが一目でわかる!
客観的なスペックに加え、私が実際に使って感じた**「体感評価」**も加えてみました。
商品名 | 総重量 | 価格目安 | 設営しやすさ | 居住性 | 耐風性(体感) |
ネイチャーハイク Cloud-Up 1 | 1.5kg | 約1.5万円 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
MSR FreeLite 1 | 1.06kg | 約6.8万円 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
モンベル ステラリッジ1型 | 1.31kg | 約4.5万円 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
Big Agnes Fly Creek HV UL1 | 0.99kg | 約7.0万円 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
NEMO Hornet 1P | 0.94kg | 約6.0万円 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
まとめ:あなたのキャンプスタイルに最適な一張りを見つけよう
軽量テント選びで最も重要なのは、「自分のキャンプスタイルに合った製品を選ぶこと」です。
- コストを抑えて気軽に始めたいなら → ネイチャーハイク Cloud-Up 1
- 一つのものを長く、最高の品質で使いたいなら → MSR FreeLite 1
- 何よりも安心感を重視するなら → モンベル ステラリッジテント1型
この記事で紹介したテントは、どれも自信を持っておすすめできるものばかりです。1kg台のテントを手に入れれば、これまで諦めていた場所へも足を踏み出せるようになります。
ぜひ、あなたにぴったりの相棒を見つけて、最高のソロキャンプ体験に出かけてください。
この記事の商品価格は2025年6月時点の情報です。最新価格は各販売サイトでご確認ください。
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